
ができてきます。
それでは水虫はどのようにして予防するのでしょうか。
水虫の原因となる白癬薗はジクジグしたところを好み、そこで繁殖します。
従って水虫の予防にはまず、皮膚を清潔にして、乾燥させることです。
それには足の指の間は汗が溜まりやすいので、汗をかいたときはよく拭き取ること、そして靴下を取り替えることです。
また、一日一回は足を石鹸で洗うと感染が予防できるといわれています。
また、ナイロンの靴下は通気性が悪いので、できれば木綿の靴下が良いでしょう。
一方、他人に移さないように心掛けることも必要です。
それには、入浴時のタオル、足拭きマット、スリッパなどは共用しないことです。
水虫は治りにくいといいますが、最近は良く効く薬剤がたくさんでておりますので、根気良く治療を続ければ治ります。
ところで皮膚病といえば、かゆい病気が頭に浮かぶくらい、皮膚病とかゆみとは縁があります。
その代表的な病気の一つにじんま疹があります。
じんま疹というのは、ちょうど蚊に刺されたような大小の赤い浮腫状の発疹が全身に生じ、かゆみが強く、かけばかくほどその部分が赤く腫れてくる病気で、専門用語でいうと、一遇性の炎症性の限局性浮腫といいます。
全身に浮腫状の腫れが出来ると、ときには熱がでたり、気管支の粘膜に腫れがでて、喘息のような呼吸困難を起こしたり、また下痢を起こしたり、頭痛がすることがあります。
じんま疹は一般に急性じんま疹と慢性じんま疹とにわけ、急性じんま疹というのは、突然全身に大小の赤い浮腫状の発疹が生じ、かゆみが強く、かけばかくほど、ますます発疹が強まりますが、多くの場合、一週間以内に症状がなくなります。
ところが、なかにはこのような状態が長く続くことがあります。
この状態を慢性じんま疹といいます。
急性じんま珍の多くは、食餌性、葉剤性によるもので、原因となるものの摂取をやめれば治ります。
ところが、慢性じんま珍の場合は、原因がわかっていないため、根本的な治療ができません。
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